相模原市で利用できる支援や相談先を、一つのページで確認できます。
最初に頼れる窓口から、申請先の早見表まで要点だけをまとめました。
相模原市の総合相談窓口【最初に頼れる場所】
「まずどこに相談すればよいか」を迷わないための案内です。
各区の高齢・障害者相談課や福祉相談センターが、手帳や医療費助成、日常生活の相談まで幅広く対応します。
平日8時30分~17時00分の受付です。
障害福祉を担当する市役所の窓口
相模原市の障害福祉の相談は、居住地に応じた市の窓口で受け付けています。
ここでは「何が相談できるか」「相談から手続きまでの流れ」をまとめます。
各区の所在地・電話番号は出典リンクから最新情報をご確認ください。
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市役所窓口でできる主なこと
- 制度全体の案内:
- 申請手続きの案内:
- 関係機関とのつなぎ:
障害者手帳、医療費助成、自立支援医療、税の控除、交通・施設割引などの概要を説明します。
必要書類や申請様式、更新時期、提出先、記載のポイントを教えてくれます。
相談支援事業所、就労支援、医療機関、地域活動支援センター等への連携を行います。
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相談から手続きまでの流れ
- 1.相談予約・来庁:
- 2.制度の確認:
- 3.申請・連携:
- 4.結果の受け取り・利用開始:
困りごとを整理して窓口へ。
手帳の有無や通院状況、就労状況を伝えると案内がスムーズです。
対象制度や必要書類、自己負担の有無、手続き期限を確認します。
申請書を提出し、必要に応じて相談支援事業所や医療機関と連携します。
決定通知や受給者証を受け取り、サービスや助成の利用を始めます。
本文では共通の流れを押さえ、具体の窓口情報は公式の一覧で最新を確認するのがおすすめです。
相模原市は政令指定都市として、区ごと・旧町村エリアにも相談拠点が整備されています。
出典:障害福祉についての相談窓口|相模原市
(緑区・中央区・南区、城山・津久井・相模湖・藤野の窓口一覧を掲載)
生活設計を一緒に考える「相談支援事業所」とは?
相談支援事業所は、サービス等利用計画を作成し、医療・福祉・就労・介護など複数の制度を組み合わせて利用できるように調整する専門窓口です。
市役所で制度の全体像を把握したあと、実際に「どれを、いつ、どの順番で使うか」を一緒に考えてくれます。
広い市域に合わせて市内各地に事業所があり、アクセスしやすい場所を選べます。
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利用のポイントと流れ
- ニーズ整理:
- 計画作成(サービス等利用計画):
- モニタリング:
暮らし・仕事・通院・家族の希望を整理し、優先順位を決めます。
利用するサービス、頻度、連携先、目標時期を明確にします。
体調や生活の変化に応じて計画を見直し、無理のない利用を続けます。
「制度の説明は市役所、具体的な使い方は相談支援事業所」という役割分担を意識すると、迷わずに進められます。
まずは身近な事業所に相談してみましょう。
【早見表】障害者手帳・医療・福祉・就労の主な申請先一覧
よくある手続きの「どこへ相談・申請するか」を一覧化しました。
各リンク先で、必要書類や更新時期、窓口の詳細をご確認ください。
相模原市の主な相談・申請先の早見表
表が画面からはみ出す場合、左右にスクロールしてご覧いただけます。↔
手続き・相談内容 | 主な窓口 | ポイント | 公式ページ |
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身体障害者手帳の申請・更新 | 居住地区の高齢・障害者相談課等 | 地区ごとに窓口が異なります。 更新・等級変更は案内に従って申請します。 |
身体障害者手帳|相模原市 |
精神障害者保健福祉手帳の申請・更新 | 居住地区の高齢・障害者相談課等 | 診断書日付の要件や、年金受給者の提出書類の特例あり。 | 精神障害者保健福祉手帳|相模原市 |
自立支援医療(精神通院医療) | 居住地区の高齢・障害者相談課等 | 原則有効期間1年。 満了3か月前から更新可。 |
自立支援医療(精神通院医療)|相模原市 |
自立支援医療(更生医療) | 居住地区の高齢・障害者相談課等 | 医療前に申請が必要。 更生相談所の判定が前提。 |
自立支援医療(更生医療)|相模原市 |
総合相談(生活・就労・制度案内) | 各区の高齢・障害者相談課/福祉相談センター | 平日8:30〜17:00に相談可。 まずは最寄りの窓口へ。 |
障害福祉についての相談窓口|相模原市 |
相談支援事業所(計画相談) | 市内の相談支援事業所 | サービス等利用計画の作成・見直しに対応。 最新一覧を市が公開。 |
相談支援事業所一覧(PDF) |
出典:障害福祉についての相談窓口|相模原市/
身体障害者手帳|相模原市/
精神障害者保健福祉手帳|相模原市/
自立支援医療(精神通院医療)|相模原市/
自立支援医療(更生医療)|相模原市
(制度の詳細・申請書式・受付窓口は各ページに記載)
相模原市で利用可能な手当・助成・割引制度【家計を支える制度】
相模原市では、日常生活にかかる医療費や税金の負担を軽減する制度が整えられています。
ここでは、医療費助成や手当、割引サービスなどを分かりやすく整理しました。
制度を知ることで、生活の安心につながります。
医療費に関する助成制度(障害者医療費助成・自立支援医療)
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医療費に関する助成制度の例
- 障害者医療費助成:
- 自立支援医療(精神通院):
- 自立支援医療(更生医療・育成医療):
自己負担した医療費の助成がありますが、相模原市の『重度障害者医療費助成』は身体障害者手帳1級・2級やIQ35以下の方などが対象です。
令和6年10月からは、65歳以上の新規申請は対象外となりますので注意が必要です。
精神疾患の通院治療費が原則1割負担になり、有効期間は1年間です。
更新手続きは満了の3か月前から行うことができますので、忘れずに更新しましょう。
手術や治療を受ける際の費用を軽減。
事前に相模原市の更生相談所での判定と申請が必要です。
申請手続きは年3回の審査部会のスケジュールに沿って行われます。
医療に関する助成制度は、健康管理を続けるための強い味方になります。
困ったときは窓口に確認してみましょう。
生活を支援する給付や税制優遇(特別障害者手当・所得控除など)
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生活を支える給付・控除制度
- 特別障害者手当:
- 障害者控除・特別障害者控除:
- 扶養控除との併用:
20歳以上で常時介護を必要とする方に支給。
在宅で生活している方が対象です。
所得税や住民税が軽減され、家計の負担を抑えられます。
障害のある家族を扶養している場合、さらに税額が減ります。
給付や控除制度は、暮らしの安心を下支えしてくれます。
知らずに申請しないともったいないので、必ず確認しておきましょう。
【公的制度による割引】交通機関・NHK・市営施設など
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主な公的割引制度
- 交通機関の割引:
- NHK受信料の割引・免除:
- 市営施設の減免:
JR・私鉄・バスなどで障害者手帳を提示すると運賃が割引されます。
一定の条件を満たした世帯は、受信料が半額または免除されます。
市立博物館や銀河アリーナなどの利用料が割引されます。
公的な割引制度を活用すれば、外出や文化活動がより身近になります。
気軽に地域の施設を楽しんでみましょう。
【民間サービスの割引】携帯電話や映画館など(※利用前に要確認)
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主な民間割引サービス
- 携帯電話会社の割引:
- 映画館の障害者割引:
- レジャー施設の特別料金:
携帯電話会社の障害者割引はドコモ(ハーティ割引)、au(スマイルハート割引)、ソフトバンク(ハートフレンド割引)があり基本料金の割引等が受けられます。
映画館の障害者割引は多くのシネコンで本人と同伴者1名に適用され、料金がほぼ半額程度になることが多いです。
上映方式(3Dなど)によっては割引対象外のケースもあります。
レジャー施設の割引は事業者により異なるため、利用前に必ず公式情報を確認する必要があります。
民間サービスの割引はお得ですが、内容は事業者によって異なります。
利用前に必ず公式情報を確認しましょう。
出典:
ハーティ割引|NTTドコモ
スマイルハート割引|au
ハートフレンド割引|ソフトバンク
※割引内容は変更される場合があります。
ご利用の際は最新の公式情報をご確認ください。
相模原市における障害福祉サービスの種類と選び方【暮らしと就労の視点】
相模原市には、就労・生活・外出・児童向けなど、目的に応じて選べる障害福祉サービスがあります。
ここでは種類ごとに特徴を整理し、利用のポイントを紹介します。
働く力を後押しするサービス(就労移行支援・A型・B型事業所)
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就労系サービスの概要
- 就労移行支援:
- 就労継続支援A型:
- 就労継続支援B型:
一般就労を目指し、2年間を目安に訓練や実習を行います。
雇用契約を結び、最低賃金以上の給与を得ながら支援を受けられます。
雇用契約はなく、体調や生活リズムに合わせて工賃を得ながら働けます。
自分の体調や目標に合ったサービスを選ぶことが、働き続けるための第一歩になります。
日中活動や生活の場を提供するサービス(生活介護・グループホーム)
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生活支援系サービスの例
- 生活介護:
- グループホーム:
- 短期入所(ショートステイ):
日中に入浴・排泄・食事などの介護を受け、活動プログラムに参加できます。
世話人の支援を受けながら共同生活を行い、地域で暮らす力を養います。
一時的に宿泊でき、家族の介護負担を軽減します。
生活を支えるサービスを上手に使うことで、本人も家族も安心して暮らせます。
外出を支援してくれるサービス(移動支援・ガイドヘルプ)
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外出支援サービスのポイント
- 移動支援(ガイドヘルプ):
- 同行援護:
- 利用者負担上限月額:
買い物や余暇活動など、通院以外の外出をサポートします。
視覚障害のある方に対し、外出時に利用者に合わせた介助を行います。
世帯区分ごとに月額上限があり、0円〜37,200円まで区分が設けられています。
外出支援を利用することで、地域活動や余暇を楽しむ機会が広がります。
子ども向けに利用できるサービス(放課後等デイサービス)
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放課後等デイサービスの流れ
- 相談・計画作成:
- 受給者証の申請:
- 事業所と契約・利用:
相談支援事業所で支援利用計画を作成します。
市の窓口で受給者証の支給決定を受け、利用者負担の上限が決まります。
送迎や活動内容を確認し、保護者・家族と相談しながら利用を開始します。
子どもが安心して成長できる居場所として、放課後等デイサービスは重要な役割を果たします。
まとめ:相模原市の障害福祉サービスを上手に活用するコツ
ここまで、相模原市で利用できる手当や助成、割引制度、そして暮らしや就労を支える福祉サービスを整理して紹介しました。
最後に、記事の要点を振り返りながら、活用のヒントをまとめます。
記事内容の重要ポイントを振り返り
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相模原市の福祉サービス活用ポイント
- 総合相談窓口を活用する:
- 医療費助成や手当を確認:
- 公的割引・民間割引を活用:
- 就労・生活・外出・児童向けサービスを選択:
まずは各区の高齢・障害者相談課や旧町村エリアの福祉相談センターなど、市内の総合相談窓口で困りごとを相談することから始めましょう。
障害者医療費助成や特別障害者手当など、生活を支える制度を見逃さないことが大切です。
公共交通機関や市営施設の割引に加え、携帯電話会社や映画館など民間の割引サービスも活用できます。
ただし事業者により内容は異なるため、事前に確認しましょう。
就労支援、生活介護、外出支援、放課後等デイサービスなど、目的やライフステージに応じたサービスを組み合わせることで、より充実した暮らしが可能になります。
これらの制度やサービスを上手に組み合わせることで、日常生活の安心と自立を支える力になります。
相模原市の障害福祉に関するよくある質問(Q&A)
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よくある質問
- Q:障害者手帳はどこで申請できますか?
- Q:福祉タクシー券は誰でも利用できますか?
- Q:就労支援サービスはどのように選べばいいですか?
- Q:放課後等デイサービスを利用するにはどうしたらよいですか?
A:居住区の高齢・障害者相談課が窓口です。
必要書類や診断書の内容により申請先が決まります。
A:障害者手帳を持つ方が対象で、交付には申請が必要です。
区分や交付枚数は市の基準に基づきます。
A:相談支援事業所で「サービス等利用計画」を作成し、自分の体調や就労目標に合わせて選びます。
A:相談支援事業所で「障害児支援利用計画」を作成し、受給者証を取得してから事業所と契約します。
よくある質問を理解しておくことで、初めての手続きでも安心して進められます。
相模原市には、家計を助ける制度から日常生活を支えるサービスまで、多彩な支援があります。
大切なのは「知って、選んで、相談する」ことです。
この記事をきっかけに、相模原市の障害福祉制度をうまく活用し、安心できる暮らしを築いていきましょう。